荒木孝文-そのまんま荘オーナーの呟き-

都内で地方就活生が無料で泊まれる「そのまんま荘」というゲストハウスを3年間やっています。

【夢が叶って飛べなかった、2020年】

【夢が叶って飛べなかった、2020年】
 
「飛躍の1年にしよう」
2020年1月に、そう胸に誓いました。
蓋を開けて振り返ってみます。
 
【仕事編】
頭からズッコケました。自分たちの目標設定や羅針盤に従うより、世の中の動きがカオスで、思うように飛べない1年でした。アプリのリリースを遅らせ、梅雨の時期には鬱っぽくなってしまっていました。
 
また途中、気負い過ぎて適応障害を診断されたり、気疲れと油断からタイミングに乗れず取るべき案件を2度3度と逃してしまい、前半特に失敗と学びが多かったです。
 
その分、後半にかけて平常時であれば目を背けて、蓋をしたくなる厄介ごと1つ1つに向き合いました。共同創業者とのベクトルの不一致や、音信不通になったメンバーへの対応、面倒な書類系の即処理など、苦手なことに正面からぶち当たってきました。
 
その結果自分たちが取り組んでいきたい、ど真ん中がアップデートされました。昔は「(自分が)欲しかった居場所を作りたい」だったのが、今は「(みんなが)拠り所となれる居場所を基に自由に生きて欲しい」にアップデートされました。
 
土台整備に取り組んだ1年だったと感じています。高く飛ぶためには、深く沈む必要があるそうです。もうしばらく、コロナの波が続くかと思われますが、必ず来る夜明けに備え、2021年こそ丁寧に仕込んでいきます。
 
関わって下さっている仲間やメンター、応援して下さっている皆さま。2020年は昨年と比べ、随分と大人しかったかと思います。守りに徹しましたが、今後はメンバーと協力しながら攻めへと転じます。引き続きよろしくお願い致します。
 
【プライベート編】
小・中学生からの夢が2つ叶いました。
「引きこもり気味だった自分を救ってくれた」ラジオのパーソナリティになることと「いつか絶対に演ってみたい!」と胸に秘めていたミュージカルの舞台に立てれました。
 
ひょんなご縁から、3月から渋谷クロスFMという、渋谷のど真ん中にある局でパーソナリティーをさせて頂きました。またそのご縁から、元宝塚やAKBの方々と共演でミュージカルで演じることができました。
 
エンターテイメントの方は、起業家の友人とは全く異なる価値観を持っていました。お客さん楽しませること至上主義だし、人間関係構築してナンボだし…。俳優や役者、ラジオに来るゲストの方々から、この9ヶ月間スパークリングな刺激を受けまくりました。
 
自分の実力不足と、現場の水準の高さから途中何度か辞めることが頭によぎりました。辞める覚悟で監督に相談しに行って「誰でも最初は出来なくていいんだよ。精一杯やりな」と励まされてからは、プライド捨てて人に演技とか発声法とか聞きまくりました。(吸収しきれなかったりツメ甘かったりしまくりましたが、、)
 
滑舌ミスして落ち込んだり演技褒められて有頂天になったりしながら、仕事を最優先にしつつ、合間合間に時間を作って取り組みづづけました。価値観がグーンと広がったし、身体の使い方も詰まりが取れて幅が広がりました。
 
結果、最後のラジオ放送では目標としていた「(今ボッチの)誰かを笑顔にする」パーソナリティに近付けた気がして自分自身を誇りに思えたし、ミュージカルの千秋楽では人間関係や表現自体の苦しさを乗り越えて舞台上でやり切れたことに思わず涙がポロポロとこぼれました。
 
小さい頃、言ってもバカにされるだろうから、誰にも言わなかったけど、胸に秘め続けてきた夢だったので、それぞれ叶って、自信に繋がりました。小さい頃夢は持っていた方が絶対にいいし、持ち続けていれば、必ずどこかでチャンスがきて掴めます。これ、マジです。
 
【番外編】
弟と住むことになりました。
小学校の時に喧嘩して以来、ずっと疎遠でした。
とても嬉しいです。
 
夏から同じ部屋にいるのですが、
当初は「器がちっちゃい」
「人間的にキャパが小さい」的なことを
ほぼ毎日言われ続けていました。
 
それが秋を経て、冬へと移るにつれて
お互いに成長していったので、喧嘩することは10分の1以下に減り
「まともに話ができるようになってきた」とまで言われるに至りました。(白目)
 
春にかけて、
願わくば「そんな生き方もありかもしれない」とぐらいには
思われるような兄で在れたらなぁ、、、と思う次第です。