荒木孝文-そのまんま荘オーナーの呟き-

都内で地方就活生が無料で泊まれる「そのまんま荘」というゲストハウスを3年間やっています。

がぎがぎ

唐突にフラッシュバックする日々。

手と心が思うままに綴ってみた。

 

ここから、何か学びを得て

もう二度と感じてしまえなくなるのが、

なんだか寂しくって。

 

 

以下、フラッシュバックした日々。

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小学校3年生くらいだろうか

 

自転車に乗っていた。

 

 

夕方6時ごろ、クラスメートたちの元気な掛け声が聞こえる。

自分だけが、居場所のない 公園に向かう薄紫色の 暗がりの道。

 

 

仲間はずれにされていると、認めたくなかった

自分の寂しさや、みじめさを彼らに伝えては いけなかった

 

 

だって、 伝えてしまっては

きっと、もっと 嫌われてしまう。 

 

 

 

痛い。

胸が痛い。

 

 

 

 

自分だけが 居場所のない 公園。

 

 

 

 

彼らの笑い声が聞こえる。

必死に、自分もその仲間であることを強調するかのように

声を小さくあげる・・・ことも止めた。 

 

 

彼らに、本当は理解してほしい

本当は、仲良くなって欲しい

 

 

だけど、・・・

 

 

どうやって、そうなるのか

自分には見当もつかない。

 

ただあるのは、胸の痛みと

みじめさ、悲しさ、そして    虚しさだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当は、

仲良くなりたかっただけ。

友達になりたかっただけ。

 

寂しいとき、一緒に遊べたら

楽しい・・・と、思っていたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らのために、自分が出来ることをしていないからなのかな?

 

 

 

優しくしてみようとした、

ノートか何かを貸してあげようとした、

 

 

なんだか、思うように自分が踏み込めずに(逃げてしまって?)

ダメだった。 

 

 

 

 

次は、凄く優しくしてみようとした、

困っているときに、声をかけてみた。N村くんに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜんぜん、だめだった。

いまだに、どうして「死ねや、キモイねん」と言われたのか、分からない

 

 

 

 

胸が痛い。

もはや、世界は残酷だった。

 

 

残酷な世界から逃げるために、

感情と頭をぶっちぎった。シャットダウン。

 

何も感じないように、何も感じていないように。

(全部感じていたんだけどね、本当は)

 

 

 

 

 

大きな イガイガがついた水車のような 拷問道具

錆びた鉄かなにかで、出来ている。灰色。

ゆっくりと、其れが回る。

 

 

で、ひたすら、胸を抉られているかのような

感覚。

 

 

 

前半身から削られてゆくから

身体が3分の1くらいなくなったかな?と思ったところで、

危ない、このままじゃ身体がなくなっちゃう・・!そう思って

はっ!と我に返る。